数学嫌いリーマンのAI雑記

AI、IT、資格とか。

AI(ディープラーニング)学習にオススメな書籍を学習ステップ毎に紹介!


「AIを扱えるようになりたいけどどう勉強すればいいかわからない...」
「AIの勉強をしたいけど数学が苦手....」

そんな悩みを抱えている方に、数学が大嫌いな筆者がAIに属するディープラーニングを学習するのに使用した本を紹介します。

AIとディープラーニングの違いについては、以下の記事をご覧ください。

antimath-ai.hatenablog.com



今はネット上にいい情報がたくさんある。けど...

インターネット社会の現代では、ほしい情報はなんでもインターネットで得ることができます。

ディープラーニング学習に関しても例外ではありません。少し調べてみるだけでも、多くの人がわかりやすい情報を載せてくれています。

しかし、インターネットで得ることが難しい要素が一つだけあります。それは

体系的に学び、基礎を固めること

です。

確かにインターネット上にはたくさんの情報がありますが、それらの多くは断片的です(このブログ含め)。

加えて、その情報が間違っている可能性も、無視できない程度にはあります。

「断片的」で、「間違っているかもしれない」情報があふれているインターネット上から正しい情報を抽出するには、基礎力が必要です。

インターネットを活用するためには、まず本を使って基礎を固めるべき。筆者はそう考えます。

これから紹介する本は、あくまで「基礎を固める」ことを重要視しております。

これらの本を制覇したからといって、AI技術を自在に操れるようになるわけではないのでご了承ください。

知識ゼロの状態から始める時の本

Pythonスタートブック

何の知識もない場合、ディープラーニングの前にまずはプログラミングからです。

初心者がAIを扱うなら、Pythonを学ぶのが一番オススメです。理由は以下の記事をご覧ください。
antimath-ai.hatenablog.com
さて、Pythonを学ぶならPythonスタートブックがオススメです。(Amazonのリンクをつけていますので、気になる方は確認してみてください)

「はじめが一番難しい」といわれるプログラミング学習において、無理なく入門レベルから基礎レベルに上がれる良書です。

説明が簡潔かつ丁寧で、サクサク読み進めることができます。

また、サンプルコードも載っていますので、実際にプログラムを実行しながら学習できる点も非常に良いポイントと言えるでしょう。

入門Python3

「ゴリゴリ勉強したい」「とにかくカンペキを目指したい」という方は、オライリー社が出している入門Python3はいかがでしょう。(Amazonのリンクをつけていますので、気になる方は確認してみてください)

こちらは、基本的なPythonの考え方や、Pythonでできる動作をほぼ網羅したもので、ページ数はなんと600ページです。

この本をマスターすれば基礎レベルどころか中級レベルにも到達できますが、とにかく量が多くて大変です。

書かれている内容はそれほど難解ではないのですが、とにかく物量に押されてしまいます...

上で紹介した「Pythonスタートブック」の補助教材として、辞書的な使い方をするのもいいかもしれませんね。

プログラミングがわかってきたら読む本

プログラミングがについてすこしでも自信がついたら、次はAIを扱う準備を始めましょう。

戦略的データサイエンス入門 ―ビジネスに活かすコンセプトとテクニック

AIの前準備には実に様々なルートがあり、どのルートが最適かを決めることは困難です。

AIには属さない(少々原始的な)機械学習の手法をどんどんプログラムしていくもよし、数学が得意ならディープラーニングの理論を勉強するもよし...

筆者はプログラミングもあまり好きではなく、数学に至っては大の苦手です。そこで、数学もプログラミングも必要のない純粋な読み物を選択しました。

それが「戦略的データサイエンス入門 ―ビジネスに活かすコンセプトとテクニック」です。(Amazonのリンクをつけていますので、気になる方は確認してみてください)

AIはデータの細かな特性を完全に理解していなくても使えてしまうことが多いです。

しかし、だからといってデータの事を知らなくていいということはありません。

データのことを知っていると、AI技術を「わかった状態で」扱うことができるようになります。

この本は、予測の基本である「分類」「回帰」についての体系的な説明や、モデルの学習時に気を付けるべきことなど、データを扱うなら是非とも身に着けておきたい知識が詰まっています。

その上簡潔でわかりやすくまとめられており、サクサク読み進められます。

プログラミング学習の前に読んでみてもいいかもしれませんね。

いよいよディープラーニング!な時の本

いよいよディープラーニング!数学嫌いな筆者でも、抵抗なく学習できた本を紹介します。

最短コースでわかる PyTorch &深層学習プログラミング

数学をあまり気にせずディープラーニングを扱える本こそ、この「最短コースでわかる PyTorch &深層学習プログラミング」です。(Amazonのリンクをつけていますので、気になる方は確認してみてください)

なぜ数学を気にしなくていいかというと、数学の話は別書籍(最短コースでわかる ディープラーニングの数学)に完全分離しているからです。
(「最短コースでわかる ディープラーニングの数学」も非常にわかりやすい内容で、おススメです!数学への意欲がわけばチャレンジしてみてください)

そんなわけで、 「最短コースでわかる PyTorch &深層学習プログラミング」は、理論的な説明はイメージがわく程度にとどめ、Pythonを使用して実際にコードを実行しながら学ぶことができる本です。

細かいことがわからなくてもプログラムの実行はできますし、達成感があります。

さらに、煩雑なプログラム部分はライブラリ(プログラムのパッケージのようなもの)化してくれており、自分の作りたいモデルを作るのも容易です。

約550ページと、紙の本で買うとボリュームにしり込みするかもしれませんが、嘘のようにサクサク進めることができますよ!

まとめ

本記事では、数学嫌いな筆者がオススメするディープラーニング学習に役立つ本を紹介しました。

知識がなくても取り組みやすい本をピックアップしましたので、ぜひ参考にしてみてください。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。